新版資本論1を読んで やまうちみきお

 府川きよし詩集「流域の自由民権運動」に触発されて、友人3人で「自由は大山の麓より」の碑のある伊勢原の山口佐七郎記念の雨岳文庫に行ってきた。
 府川氏の本の36ページの出だしはこうだ。
「結社・湘南社 学習教育運動-知を力に
国会開設運動で幕を開けた神奈川・相州は
空前の学習ブームをこのあと迎える
初めて知った「自由」「人権」「立憲政体」の文字
活動家たちはその秘めた理想に心酔した
これらを伝える啓蒙書 福沢 ルソー
J・S・ミル、スペンサーなどの書を
貪るように読んだ
数百年の間 自覚と成長を阻んできた封建的観念
それが「目からウロコ」 のように消えていく
地方民権家の共通した心理であった
この運動は自発的な思想改造運動でもある」
 またこの本の32ページには「この地域(県央地域)は県内の主要養蚕地帯で 横浜開港後 マユと生糸の生産で 商品経済が発展 、、」とありました。そこで実は伊勢原でも養蚕が盛んだったのかとの仮説もあって、大山ツアーとなりました。横浜開港後、日本は生糸の輸出を伸ばし、1909年頃から1985年頃まで世界一だったとのことです。明治政府の殖産政策の中で国内養蚕業と商業そしてそれを基盤にした地方豪族の中で自由民権運動と国会開設運動・封建的支配者の圧政を拒む憲法づくり・立憲政体運動が拡がったという歴史的事実には大きいものがあります。改めてこの本を読んで再認識した次第です。ヨーロッパの産業革命期の中で拡がった「自由・平等」の思想が日本でも「自由・人権・立憲政体」の思想改造運動として拡がった。中国大使館のHPによると、「独立、平等、自由、民主、法制、主権、民族、国際、哲学、美学」などは和製漢語とのこと。おそらく明治時代のこの頃作られたのであろうか。
 さて、テーマに沿ってのもう一つの私の仮説は「マルクスはこの頃は未だ日本には紹介されてはおらず、ヨーロッパの啓蒙思想のみが伝えられ、自由・平等という意識そのものが、商品経済・交換の発展によって形成された能動的で社会形成的な存在そのものの在り方だという唯物論的な見方は、自由民権運動を嚆矢とするも後世の課題として残された。」というものです。これは今でもマルクス研究をしている私の大きなテーマでもあります。
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