地震研究の進歩

 昨日8/14には、地震専門家の方からお話を伺う機会を得ました。お話はいろいろ広範な話で示唆に富む内容でした。ありがとうございました。
①日本における水害、田畑を灌漑するために川の位置を高い所に設けている所がある。これが危険。
②砂防学会と火山学会の違い、ややもすると砂防の専門家はゼネコン丸がかえでダムを作っている。
③湘南の砂丘の形成、10mまでの地形に7つの列がある。これは過去の大津波の砂の堆積ではないかとする仮説がある。
④相模湾では南ほど地震による土地の隆起が激しい。例えば、湘南平の直近の地震で1.8m陸隆起したが、今は180mある。これは過去100回の大きな地震による隆起が起きたと考えられる。相模トラフ・国府津から南の相模湾上の断層上の地震、関東大震災。そして三浦半島の中央を西に延びる断層など、これらは、過去869年に北陸で起きた貞観地震、その9年後の878年の地震、そしてまたその9年後896年の西側の地震の発生を考えると、北陸から関東→西側へと続いている。2011年の東北地震を考えると関東は2020年になり、これは過去の例から考えて真剣に研究しなければいけない。
⑤過去大島や三宅島、伊豆7島の地震火山の研究をしてきた。三宅島は1983年、大島が1986年、伊東が1989年、そしてまた三宅島が2000年に噴火した。この時には三宅島山頂に巨大なカルデラができた。深さ600m、直径1.8kmの大きさ。このへこみの原因を調べたら伊豆7島の神津島と新島間が拡がり、三宅島の下のマグマが地下をそちらに流れたと考えられた。今太平洋プレートの南側でも活発な動きが続いている。この関東近辺での地震と地形の観測は東北なみに観測網にお金をかけて取り組むべきだ。④の過去の例、⑤の最近の動きをみて、観測網の強化をすべき。
⑥もう一つ、1495年の鎌倉大仏を移動した地震、その3年後の浜名湖を海つづきにした明応地震の流れも教訓になる。
⑦海上保安庁の海底地形図をみると、湘南海岸は浅いが、良く調べると深い所が海岸まで伸びている所もある。その深い所を通った津波の水量は多く対岸に高い津波をもたらすと考えられる。
 -などのお話でした。聞き違い、地域名の読み違えがあるかも知れません。参考までにして下さい。
⑧なお、資料を読むと、1カ所の地震が周辺に群発地震を引き起こすメカニズムとして、断層上を流れる水が滑りやすくなるとの仮説の実証分析例が載っています。
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